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循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る②

2017年09月06日 [ 予防法 対処方法 循環器疾患 発病原因 ]
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Photo by (c)Tomo.Yun

人工呼吸器学習サイトより参照

 

循環器疾患発病の経緯

 

循環器とは、大雑把に言えば、

頭のてっ辺から足の先まで

体中に張り巡らされた血管網と

心臓と肺で成り立っています。

 

血管の先には、

脳や肺、心臓、胃や腸、腎臓などの

各臓器と繋がっています。

 

肺から血液を通じて、

取り込まれた酸素は心臓により

動脈を通して、各臓器や筋肉などに

送り込まれます。

 

血管(動脈)内の血液により

糖分や酸素など生命に必要なものを

運び込み、その一方で、炭酸ガスや

体内でできた老廃物を静脈で

運び出して体外に排出します。

 

私達の体はこの複雑なシステムにより、

微妙なバランスの上に成り立っています。

永い間の生活習慣により、血管の内壁に

徐々にコレステロールが蓄積してきます。

 

次第に脂肪分が沈着して、

血管が狭くなり、血栓や潰瘍が出来て、

血流が悪くなってきます。

 

その結果、高血圧や動脈硬化、狭心症、

心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、腎疾患など、

各種の障害が出てきます。

 

動脈硬化は、殆ど無症状で進行しますから、

高血圧などの症状が出てきた時は既に

全身に症状が広がっています。

 

心筋梗塞や脳梗塞、動脈瘤の破裂などが

ある日突然起こります。

 

症状が出始めるまで、

20~30年の間に徐々に蓄積されますので、

普段の生活習慣が如何に大切であるかと

言う事です。

 



 

循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る②

 

 

循環器疾患の対処方

【脳卒中・心筋梗塞・狭心症・糖尿病】

 

たばこの煙には、非常に多くの

危険物質が含まれていますので、

早死にしたくない人は今すくに

やめましょう。

 

塩分、糖分や脂肪分(動物性脂肪や

天ぷら等)の取り過ぎに注意しましょう。

 

ファストフード(ハンバーガー等)や

缶やペット飲料、インスタント食品は、

控えましょう。

 

バランスの良い食事で、

基本的に和食で、食物繊維(海草、

キノコ類、茎野菜)を多くとり、

塩分は1日10g以下に抑え、

ミネラル分の多い食事にしましょう。

 

大豆製品、納豆、豆腐、みそ汁、豆乳、

各種野菜類などを摂りましょう。

 

忙しい毎日で、常に緊張が続いたり、

重労働でくたくたになったり、

夜あまり眠れず睡眠不足状態の人は、

コレステロール値が高まり、動脈硬化が

進行しやすくなります。

スローライフに心がけましょう。

 

ゆっくりしたジョギング(早歩き)程度の

軽い運動が狭心症や心筋梗塞症の

予防となります。

 

持続的な運動を週3~4回30分以上、

可能なら毎日30分程度行うのが

良いでしょう。

早朝や深夜は、避けて起床後すぐではなく、

1時間程してからにします。

 

初期のころは、自覚症状がほとんど

ありません。普段の生活習慣が

上記に書かれたことで気掛かりな人は、

出来るだけ早めに検診を受けて、

生活習慣を改善しましょう。

 

自覚症状が出てからでは症状が

かなり進んでいる可能性が高いです。

 

糖尿病とは、

正常な場合は、体に入ってきた糖分を

膵臓がインシュリンを出して血液の中の

糖分を調節しています。

 

ところが、糖分を過剰に摂り過ぎると

インシュリンで処理することが

出来なくなってしまいます。

 

血液中の糖分が過剰になった結果

血液がドロドロになり、スムーズな

循環が出来なくなります。

 

その結果、栄養分の供給が出来なくなり、

体全体に障害が出てくる病気です。

 

肥り過ぎ(メタボ体質)の人は

糖尿病に罹りやすいので要注意です。

詳しくはこちら⇒糖尿病の発病原因

 

各疾患の主な自覚症状です。

 

脳卒中の主な自覚症状

・何となく歩行が不自由
・障害物に気が付かずぶつかったりする
・見る物が二重に見える
・片方の目が見えにくくなる
・急にめまいが起きる
・突然頭痛が起こったり肩こりがする
・手足がしびれたり震えが起こる
・顔の一部がしびれる
・ろれつが回らない
・喋ろうとして喋る事が分からなくなる
・物忘れが多くなる
・食べ物や飲み物が喉に引っ掛り、むせる
・物を食べようとして落としてしまう
・意識が朦朧としてしまう事がある

 

心筋梗塞・狭心症の主な自覚症状

・胸が締め付けられる様な圧迫感や重圧感
・急に胸元が熱くなったり、異常な不快感
・呼吸が息苦しくなる
・冷や汗が多量にでる
・動悸、息切れ、めまい、胸の痛み、脱力感等

 

糖尿病の主な自覚症状

・疲れやすい
・とても喉が渇く
・水を大量に飲む
・夜中にトイレで目が覚める
・頻尿、尿臭が気になる
・尿に泡が混じっていてなかなか消えない
・食欲はあるのに体重が減る
・食後に眠たくなる
・皮膚のかゆみがある
・立ちくらみ、手足のしびれがある

 

これらの自覚症状が出てきましたら、

出来るだけ早く、症状によりましては、

即刻病院に行きましょう。

 



 

循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る②

 


ナオールサイトより参照

【慢性腎臓病・腎不全】

 

腎臓病は動脈硬化や糖尿病が

原因で起こります。

 

血液が腎臓に充分に行かなくなり、

血液の中の老廃物を排泄する

能力が落ちてきて、体に各種の

異常が出てきます。

 

腎臓病は健康診断の時の

クレアチニン値で、進行状況が

分かります。

 

年齢・クレアチニン値・性別を

空欄に記入すれば、現在の

腎機能が分かります。

http://www.kyowa-kirin.co.jp/ckd/check/check.html

 

腎臓病は、

ステージ1からステージ5迄あって、

年齢によって異なりますが、

クレアチニン値が3.40で、

ステージ5(末期腎不全)です。

 

腎臓病の進行状況とクレアチニン値の関係

――――――――――――――――――――――
ステージ eGFR値      状  態    クレアチニン値
(GFR)                                  (mg-dL)
――――――――――――――――――――――
ステージ1 118.6  正常または高値    0.50
(GFR≧90)
—————————————————————–
ステージ2  82.1  正常または軽度低下  0.70
(GFR 60~89)
—————————————————————–
ステージ3a   55.6  軽度~中等度程度    1.00
(GFR 45~59)
—————————————————————–
ステージ3b    41.7  中等度~高度低下    1.20
(GFR 30~44)
—————————————————————–
ステージ4     29.2  高度低下                 1.80
(GFR 15~29)
—————————————————————–
ステージ5     14.6  末期腎不全              3.40
(GFR<15) 透析治療などを要する直前の状態
――――――――――――――――――――――

※eGFR値とクレアチニン値は、

あくまでも一例です。

年齢と性別により変わってきます。

 

クレアチニン値が1.00を超えてきたら、

原因を調べて、早期に改善しましょう。

 

腎臓は、再生することが不可能な

臓器ですから、末期腎不全になる前に

出来るだけ早く見つけて、

早期に改善するようにしましょう。

 



 

循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る②

まとめ

 

循環器疾患は、血管と血液が

異常な状態になり起こる疾患です。

 

生まれた時の、血管はしなやかで、

血液も不純物は入っていなくて、

全くの健康な状態です。

 

成人するにつれて、生活環境や、

毎日食べているものによりまして、

血液の中に様々なものが入ってきます。

 

血液の状態を生まれた当時のままに

維持することが出来れば、

人間はもっと長生きできるでしょう。

 

現在の日本では、食べ物が

非常に豊富で、便利な食べ物が

たくさん出回っています。

 

インスタント食品や各種の加工食品です。

これらの食品の中には、塩分や糖分、

脂質が過剰に入っているものがあります。

 

また各種の食品添加物、防かび剤、

農薬などが知らず知らずのうちに

体内に取り込まれていきます。

 

永年に渡りこれらの物を

食べ続けている内に血液が次第に

汚れていきます。

 

気が付いた時には、動脈硬化や高脂血症、

高血糖になってしまいます。

普段から食べ物や飲み物に気を付けて、

少しでも体に良い物や安全なものを

選んで食べるようにしましょう。

 

自分の体は、自分で守るしかありません。

病院に行きましても、症状を抑えたり、

痛みを止める薬は出してくれても、

病気を治す薬は出してくれません。

 

病気にならない生活習慣を身に付けて、

健康で長生き出来るようにしましょう。

 

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