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アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

2017年09月23日 [ アルツハイマー病 予防方法 対処方法 発病原因 ]
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アルツハイマー病の予防方法

 

アルツハイマー病を予防するためには

どのようなことに注意して、

生活していけば良いのかをまとめてみます。

 

アルツハイマー病の予防には、

日頃から規則正しい生活をすることが

大切だと言われています。

 

体や脳を使うことが多い人は

比較的アルツハイマー病を

発症しにくいとも言われています。

 

日頃運動をしたり、

新聞や雑誌をよく読む、

ゲームをする、旅行をするなど、

年を取っても新しいことに

興味を持ったりすることは、

非常に良い事です。

 

糖尿病や高血圧などの

生活習慣病を患っている人は、

アルツハイマー病の発症率が

高いと言われています。

 

アルツハイマー病と糖尿病との関係ですが、

高血糖状態が続くとアルツハイマー病を

合併しやすいと言う研究結果があります。

 

運動や食事制限もしていないのに

急に体重が減少している人は、

糖尿病のリスクが考えられます。

早めに病院で検査を受けましょう。

 

日頃の食生活や生活習慣を見直して、

悪い点は改めるようにしてください。

生活習慣病に関しては

こちらをご覧ください。

食習慣を見直そう

 

    アルツハイマー病に3倍から

   6倍なりにくくなる予防法

 

3倍なりにくくする予防法は「有酸素運動」すなわち軽いジョギングやウオーキングなど、汗が出る程度の運動を1日20分、週2回ほど行う。

軽いジョギングで脳が活性化すると認知症の予防になる。ウオーキングよりゆっくり走るスロージョギングがよいとされています。

6倍なりにくくする予防法は「生活習慣病にならない食生活」で高血圧・糖尿病・脂質異常症を防げばアルツハイマー病も防げます。

 



 

アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

予防するための主な注意点

 

メタボ体質

 

メタボ体質の人は、高血圧や

糖尿病になるリスクが

高いと言われています。

逆に痩せすぎても

糖尿病のリスクはあります。

 

食習慣や生活習慣を見直して、

適正体重になるようにしましょう。

 

適正体重の算出方法は、

【計算式】適正体重= (身長m×身長m)×22

身長が1m70の人は、1.7×1.7×22=63.58で、

適正体重は、約64kg前後となります。

 

喫煙と飲酒

 

喫煙によるアルツハイマー病の

直接的な影響は解明されていません。

ですが、喫煙は高血圧や脳卒中などを、

誘発する可能性がありますので、

間接的にアルツハイマー病の引き金となる

危険性があります。

 

喫煙は、“百害あって一利なし”です。

出来るだけ早く止める様にしましょう。

 

お酒ですが、1日2合以上飲む人は、

普通の人より10年早く脳萎縮が

進行すると言われています。

また多量の飲酒は、肝臓をはじめとする

様々な臓器障害やアルコール依存症を

引き起こします。

 

適度に飲む酒は“百薬の長”と言われますが、

過剰飲酒は“百害の長”となります。

 

睡眠不足

 

睡眠不足は脳の老化を早めて、

アルツハイマー病のリスクが高まります。

 

アルツハイマー病と睡眠は深い関わりがあり、

睡眠不足や睡眠障害もアルツハイマー病の

原因のひとつです。

 

睡眠は昼間の疲労した体力を回復する

効果があり、脳を休めるために

欠かせない役割をしています。

 

睡眠不足は交感神経を活発にする

ホルモンの分泌が増し、

血糖・血圧・心拍数を上昇させます。

 

睡眠時には活動の低下した

脳の細胞組織は小さくなって、

脳の活動により生み出された老廃物を

洗い流します。

睡眠は健康な脳を保つために

欠かせない時間です。

 

また、規則正しい生活をして、

しっかりと太陽の光を浴びることも

良いとされています。

 

適度な運動

 

最近の調査で1日20分程度の運動を

週2回以上定期的に行っていた人は、

運動量の少ない人よりも

アルツハイマー病の危険度が

約3分の1に減るそうです。

 

運動不足は身体の機能や血流が低下して、

様々な病気を引き起こすだけでなく、

精神的にも不安定な状態に陥る原因と

なります。

 

適度な運動は脳を刺激したり、

健康面でも多くのメリットがあります。

身体を動かす時間を少しずつ増やして、

少しずつでも歩く機会を増やすように

しましょう。

 

口内環境の乱れ

 

口腔は細菌が繁殖しやすく、

細菌が口内の血液から侵入して、

全身を回り体内の疾患や炎症を

引き起こします。

 

口内のケアをおろそかにすると、

歯周病になり次第に歯が抜けていきます。

 

残っている歯が少ない人ほど、脳の委縮が

進む傾向にあると言われています。

歯を使って噛むことにより、

顎から脳への刺激で脳を活性化します。

 

食生活の変化により、昔のような

固いものを噛むことが減ってきたため、

歯を失う高齢者は増えています。

昔は、70歳代後半で平均28本あった歯が

10本以下に減少してきています。

 

歯が減少すると、咬む力が弱くなり、

脳への刺激が減ってしまって、

アルツハイマー病が発症するリスクが

高まります。

 

自分の歯が少しでも多く残るように

毎日のケアをしっかりと行いましょう。

定期的に歯科医で、

口内のケアをしてもらう事が大切です。

 

アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

抗酸化物質が有効

 

アルツハイマー病は、

動物性脂肪の摂取を控えて、

野菜や果物などから

抗酸化物質を含む緑黄色野菜や

ゴマ、緑茶を摂取するなどの

食生活の改善により、

予防が可能と言われます。

 

最近の調査によりますと、

健康なお年寄りは日本茶(緑茶)を

1日5杯以上飲んでいることが

分かりました。

 

また別の調査によりますと、

アルツハイマー病の患者さん達は

日本茶をほとんど飲んでいないのに対し、

健康なお年寄りは好んで飲んでいる

との報告もあります。

 

日本茶に含まれる

フラボノイド(カテキン)には、

抗酸化作用があり、

この作用が関係しているものと

考えられています。

 

脳内のビタミンC、ビタミンEは

脳が酸化(老化)するのを防いでいます。

これらの抗酸化ビタミンが

分解されるのを長もちさせるのが、

赤ワインの中のアンソシアニン、

緑茶に含まれるカテキンなのです。

 



 

アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

魚や野菜の摂取が重要

 

アルツハイマー病(認知症)の予防には、

緑黄色野菜や魚を多く摂取する、

食生活の改善をして、腹八分目とし、

カロリーは抑えめにすることが大切です。

 

45才前後の人で内臓脂肪が多い人

(ウエスト85cm以上)を追跡調査した結果、

30年後には90%が認知症になったとの

報告もあります。

最近の調査によると、

認知症の患者さんは、魚と緑色野菜が

嫌いで、肉好きが多いと言う

傾向があると言う事が分かりました。

 

アルツハイマー病の患者さんは、

魚の摂取量が少なく、肉類の摂取が

多い傾向があります。

認知症の予防には、

食事中の肉を少なくして、魚と野菜を

増やすと良いと言われています。

 

葉酸を豊富に含む葉菜や柑橘類を

多く食べていた高齢男性は、

加齢に伴う脳機能および記憶力の

衰えが少ないことが分かっています。

 

葉酸により脳の老化が遅くなる可能性が

示唆されました。

葉酸を多く摂取していた男性では、

食事による葉酸摂取量が

少ない男性に比べて、

言語能力の低下が少なかったそうです。

 

また、さまざまな形および図柄を

模写する能力(空間的模写として

知られる能力)の低下も衰えて

いませんでした。

 

葉酸はビタミンB群の一種で、

ブロッコリーやホウレンソウなどの

野菜や柑橘類に多く含まれます。

葉酸はヒヨコマメ、インゲンマメ、

イチゴ、グリーンピース、レタスにも

多く含まれます。

 

葉酸を豊富に含む野菜および

果物を摂取した男性では、

加齢に伴う記憶力および思考力の低下が

抑制されていると考えられています。

 

アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

魚が頭や体に良い訳とは?

 

魚の脂にはDHAやEPAなどの

体に良い成分が含まれているからと

考えられています。

 

魚(サバ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、

マグロ等)を週に1回以上食べる人は、

ほとんど食べない人に比べて、

アルツハイマー病の発症リスクが

60%減少するとの研究報告があります。

 

肉より魚(特にサバ、イワシやカツオ等の

青魚や脂身の少ない魚)の方が良いと

言われています。

 

魚の脂は、脳を活性化する作用があるが、

肉の脂をたくさんとると、

脳の血流が悪くなり、神経細胞の

細胞膜などにも障害が起こりやすくなるものと

考えられています。

 

魚を食べている人と食べていない人では、

前者の方が圧倒的にアルツハイマー病に

なる確率が低かった。

アルツハイマー病発病後に亡くなった人の

海馬中のDHAは、そうでなかった人の

半分以下だったとの調査結果があります。

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)には

コレステロールや中性脂肪を減らす作用や

血液が凝固するのを防ぐ、血栓予防効果が

あります。

 

DHAには学習記憶能力や

情報伝達能力などの脳の機能に密接に関係し、

認知症を予防する効果や、コレステロールや

中性脂肪を下げ、動脈硬化を予防する

作用があります。

 

DHAは1日に0.5から1グラム摂ると

脳の若さを保てます。

マグロのトロに圧倒的に多く、

刺身2切れで充分です。

ブリなら1切れ、サバなら半身、

ウナギ、アジ、サンマなら1尾、

イワシなら2尾です。

 

EPA(エイコサペンタエン酸)には、

血液をサラサラにし、

血栓ができるのを防ぐ作用があります。

 

EPAにはコレステロールや中性脂肪を

減らす作用、血液が凝固するのを防ぎ、

血栓予防効果があります。

背中の青い魚に多く、食事にイワシ、

サバ、アジ、サンマ、ニシン、タラ等の

EPAを多く含む魚を取り入れましょう。

 

魚の脂に含まれるEPAやDHAには、

コレステロールを減らしたり、

血圧を下げたり、動脈硬化を予防する

働きがあることが知られています。

 

EPA、DAHともに含む魚には、

イワシ、カツオ、サバ、サンマ、アジ、

マグロ、サケ、ウナギ等があります。

 

アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

早めのケアが症状の進行を抑える

 

現在の医学では、

ダメージを受けた脳の機能を

発症前の状態に戻すことは不可能です。

病気の進行を少しでも遅らすための

治療が行われます。

 

アルツハイマー病は、

本人の自覚ができないため、

家族や周りの方々が

異常な行動に早めに気付くことが

大切です。

 

単なるもの忘れと

アルツハイマー病との違いは、

食事のメニューを忘れることは

誰でもよくありますが、

食事をしたこと自体を

忘れてしまうと言う点です。

 

アルツハイマー病の対策は、

根本的な治療法が無いので、

早めの治療やケアが効果的です。

 

アルツハイマー病は放っておくと

どんどん進行するので、早期発見をして

治療を進めることが大切です。

何か少しでも異常を感じたら、

念のため専門機関で受診しましょう。

 



 

アルツハイマー病の発病原因と予防法やその対処方法について!②

まとめ

 

2017年09月、厚生労働省の調査によると、

糖尿病有病者と糖尿病予備群は、

何れも約1,000万人と推計されています。

 

一方、認知症患者数は2012年時点で

約462万人と推計されています。

認知症の前段階とされる

「軽度認知障害(MCI)」と推計される

約400万人を合わせると、約860万人です。

 

2012年の調査ですから、2017年では、

1,000万人を軽く超えているでしょう。

65歳以上の高齢者の約4人に1人が

認知症あるいはその予備群と

いうことになります。

 

アルツハイマー病は、糖尿病を含む

生活習慣病の人が、その予備軍ですから、

将来急激な数で増えていくことでしょう。

 

人生の最後を

アルツハイマー病で迎えるのは、

何としても避けたいものです。

 

それにはやはり、

日頃から肉を控えて、

魚や野菜中心の食事にし、

適度な運動をして、

生活習慣病の予防に勤めましょう。

 

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