循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
2017年08月29日 [ 予防法 対処方法 循環器疾患 発病原因 ]
循環器疾患の発病原因
循環器疾患は、主に血管や血液の
異常が原因でおこる病気で、体の
臓器に様々な影響が出てきます。
非常に多くの症状がありますが、
主な疾患の発病原因につきまして
取り上げてみます。
【脳卒中】
脳の血管に血栓が詰まったり
血管がもろくなり、破れたりして
起こります。
障害が起きた場所により、
言語障害や物忘れ、手や足の
麻痺など様々な障害が出てきます。
何か異変を感じたら素早い対応が
必要です。
対応が遅れますと、最悪の場合
死に至る時があります。
初期の場合はほとんど自覚症状が
ありませんが、前触れとなる
症状が出る場合があります。
次の自覚症状が出た場合はすぐに
病院で検査を受けましょう。
脳卒中の主な自覚症状
・何となく歩行が不自由
・障害物に気が付かずぶつかったりする
・見る物が二重に見える
・片方の目が見えにくくなる
・急にめまいが起きる
・突然頭痛が起こったり肩こりがする
・手足がしびれたり震えが起こる
・顔の一部がしびれる
・ろれつが回らない
・喋ろうとしても何を喋るのか分からなくなる
・物忘れが多くなる
・食べ物や飲み物が喉に引っかかり、むせる
・物を食べようとして落としてしまったりする
・意識が朦朧としてしまう事がある
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
【狭心症・心筋梗塞】
狭心症は冠動脈が狭くなることで
血液の供給が一時的に不足する
ことにより起こります。
心筋梗塞は冠動脈が塞がってしまい
血液が流れなくなることで心筋が
壊死する病気です。
長い間胸に激痛を伴い、
吐き気や呼吸困難を引き起こす
こともあります。
心筋梗塞の主な自覚症状
・胸が絞めつけられるような圧迫感や重圧感
・急に胸元が熱くなったり、異常な不快感
・呼吸が息苦しくなる
・冷や汗が多量にでる
これらの症状が頻繁に起こる場合は
要注意。早めに受信しましょう。
この病気の原因は動脈硬化にあります。
動脈硬化は生活習慣病で、普段からの
食生活や生活習慣が原因で起こります。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
【動脈硬化】
脂質が動脈にたまるのが原因で
新しい細胞が作られなくなって
動脈が固くなり、血管の弾力性が
無くなります。
次第に脂質が沈着していき、
血管が詰まってしまい心筋梗塞や
脳梗塞、大動脈瘤の原因となります。
大動脈瘤とは、自覚症状が殆どなく、
突然起こる非常に危険な病気で、
動脈硬化などが原因で、大動脈が
拡張する病気です。
血管が裂けたり、動脈が破れて
しまう恐れがあり、最悪の場合
死に至ります。
早期発見が重要です。
動脈硬化は、
以下の疾患や生活習慣を改めれば
防げます。
高血圧・高脂血症・糖尿病
肥満・喫煙
喫煙は血圧を上昇させます。
またタバコに含まれる様々な成分が
血管を収縮させるので動脈硬化が
進行します。
受動喫煙は喫煙者よりもリスクが
高まります。
たばこの煙を避けることも重要です。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
【高血圧】
高血圧は血圧が常時高いという
症状で、くり返し測っても正常値より
高い場合に、高血圧症と診断されます。
血圧が高くなることで動脈に
負荷がかかり血管壁に傷がつき
コレステロールがたまり動脈硬化に
なります。
動脈硬化になると血液が流れにくく
なるので心臓に余計な負担が増え
血圧がますます上昇します。
高血圧の原因は、塩分の取り過ぎと
肥満や運動不足にあると言われています。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
【高脂血症】
血中コレステロールの値が高くなると
血管壁にコレステロールがたまり
動脈硬化が進みます。
総コレステロール値が220mg/dLを超えると
注意が必要です。
原因は、肉類の取り過ぎで、
動物性脂肪が血管に付着して、
血管壁に大量の脂質が張り付き、
血管が細くなります。
その結果、動脈硬化や高血圧になります。
予防方法は、肉類を減らして魚類を
多くとります。
新鮮な生野菜を大量に摂ることにより、
血液中の油脂分が減って、
サラサラの血液になります。
野菜や海藻、豆・大豆製品、魚を積極的に
摂取し、肉、塩分、糖分は控えめにします。
また、植物性脂肪を増やし、動物性脂肪を
出来るだけ減らすようにします。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
【糖尿病・肥満】
糖尿病に肥満、高血圧、脂質異常症や
喫煙などの動脈硬化のリスクが加わると、
心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化を
原因とする病気を発症しやすくなります。
生活習慣病の最大要因とされる肥満は
放置すると糖尿病になるリスクが高く、
糖尿病は血管に障害をもたらすので
動脈硬化を促進させます。
肥満の人は、糖尿病や循環器系の病気、
心筋梗塞や脳梗塞、癌になるリスクが
高まります。
必要以上に食事を取り過ぎていないか、
自分の食習慣を見直して、
体重の減量に心がけましょう。
肉類が中心の食事がでしたら、
肉を減らして魚を多めに取り、
野菜中心の食事に切り替えて、
間食や外食を控えまましょう。
一日の食事をバランスのとれた食事で
食べ過ぎないようにして、標準的な
食事の量を食べるようにします。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
【慢性腎臓病・腎不全】
基準クレアチニン値 0.60~1.10mg-dL
クレアチニン値が基準値を
超えると要注意で、8.0を超えると
人工透析を勧告されます。
腎臓病は、動脈硬化や糖尿病により、
血液が腎臓に充分に行かなくなって
発症します。
これは生活習慣病ですから、
普段からの食習慣や生活習慣を
変えることにより、血液を正常な
状態に持っていく必要があります。
腎臓の機能がおちると
老廃物を排泄できなくなり、
体内に有害なものが溜まって
様々な症状を引き起こします。
腎臓の機能低下や蛋白尿が、
末期腎不全・透析の原因に
なるだけでなく、循環器病や
死亡の原因にもなります。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る①
まとめ
循環器疾患は、体のあらゆる
臓器に影響が出てきます。
これを放置していると最悪の場合
死に至ることがございます。
出来るだけ早めに対処して、
重症になる前に正常値に
戻すようにしましょう。
特に腎臓は重症になってから
元に戻すのは非常難しい臓器です。
症状が軽いうちに血液を
正常に戻すことが重要です。
日頃から生活習慣を正しくして、
喫煙や塩分、糖質、動物性脂肪の
取り過ぎに気を付けて、血液を正常に
保つように心がけましょう。
循環器疾患の発病原因と予防法やその対処方法!重大疾患から命を守る②
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